特に成長期の少年に多いと言われているネズ、関節の使いすぎで軟骨や骨が剥離し関節内を移動して他の箇所を傷つけてしまうかもしれない状態です。
そんな関節ネズミになってしまったら施術などはどうなるのか心配です。
最初に間違えないで頂きたいのは、関節が痛くて骨折などで無いなら原因が良く判りませんので整骨院などではなく整形外科に行って下さい。
整骨院では検査はできませんが、整形外科なら医師もいますし、しっかり検査を行ってくれレントゲンもとってくれます。
関節ネズミでも剥離した軟骨などが大きいとレントゲンにはっきり映りますので原因が特定されます。
剥離した軟骨が小さい場合、よくレントゲンに移らず見落とされる事もありますので、できればスポーツ受付科がある整形外科に行って下さい。
レントゲンなどで診断がつかない場合はMRIなどで詳しく検査が行われる場合もあります。
そこまで必要無いという人もいるかもしれませんが、原因が特定できないと正しい施術が行えません。
しっかり検査して関節ネズミという診断が出たら施術になります。
関節ネズミでも症状が軽い場合や軟骨などのかけらが小さい場合、様子を見るような事もあります。
中程度や重症で剥離したかけらが大きかったり関節部分の重要な場所まで移動しているようならばすぐ手術ということもあります。
特に膝などの場合、関節ネズミで剥離した骨が半月板を傷つけてしまう事があります。
関節が思うように動かせない場合も同じくすぐ手術という事があります。
関節ネズミで行われる手術は、昔ながら手法で切開をして骨片を取り除くような物もあります。
しかし、現在一般的なのは光ファイバーやカメラを使った手術です。
節鏡視下手術といって、小さなカメラで膝の中の様子を見ながらかけらを取り除きます。
メスなどの切開手術よりお客さんへの負担が軽く、手術時間も1時間ほどと短いので入院日数も少ないです。
それでも膝の手術ですから、スポーツは術後数カ月厳禁の場合が多いです。
骨の変形や後遺症を残す思いを考えたら、子供の頃の数カ月は重要な休養期間なんです。