学校の部活動などでスポーツをする子はたくさんいますが、中にはスポーツが原因でケガや故障をしてしまう子もいます。
指導者の知識不足や間違った考え方が原因でそのような状況になる事もありますし、子供自体がガンバリ屋さんだと起こる事もあります。
野球肩や野球肘等の原因はほとんどの場合、練習のやりすぎです。
早く見つけて早く治せばそんなに日数もかからず復帰できますが、重症化すると数カ月スポーツはできず後遺症が残る事もあります。
そうならない為にも、どこで練習を休むかという線引きが必要です。
その線引きを本人に任せてしまうと後で取返しがつかない事が結構あります。
野球肩等を発症するのは小学生から高校生くらいの成長期の子供です。
これ位の子供の時は、我慢したり反抗期があるため、少しぐらい痛くても大人に言わないという事もよくあります。
本人自身、野球肘の場合だと初期段階では気が付きにくい事もあります。
しかし、少なくとも本人が違和感を感じたり投球等をした時に痛みを感じるようならば練習などは休ませて下さい。
指導者の中には練習を休む事を好意的に取らない人もいますが、自分の子供が大切なら休ませるべきです。
目先の勝利や成績より、自分の子供の体が大切だからです。
無理して我慢して子供が限界を感じて親にいう事もあるので、練習を休んだらすぐにでも整形外科で検査してください。
この時にすでに野球肩や野球肘でかなり症状が悪い事もあります。
最悪、数日後に手術という事もありますので、そうならない為にも親御さんは普段の子供のしぐさなどにも気を付けてほしいです。
肩や腕が痛いと普段の生活にも何か変化は現れます。
無意識のうちに肩や肘などをかばうようなしぐさがあるなら、どこか痛い部分があるかもしれません。
そんな時は、本人がやりたいと言っても練習を休ませて病院に連れていくべきです。
野球肩や野球肘の怖さを伝えれば子供自身納得するはずです。
長い人生に後遺症を残さない為にも無理な練習や活動は一時期のものですので休む事が大切な時もあるのです。